春日井のあさんから

来日「えへへっ、いっぱいお菓子作ったねー。」
ラメル「むー、皆遅すぎるのだ!メイはもう待ちきれないのだ!!」
華沙鈴「とか言っておきながらテーブルのひなあられに手を伸ばすのはやめてください。 皆さんが来る前に食べ尽くす気ですか?」
梨澄「メイメイちゃーん。お待たせだよぉー」
スィンガー「こんにちはっ!今日は宜しくねっ♪」
やぎり「や、招待されたから来たよ!」
ベアトリス「・・・」
「おにゃのこだけでひなまつりパーティー」

華沙鈴「えぇっと、梨澄さんにスィンガーさん、やぎりさんにベアトリスさん。 ラメルさん?一人足りないようですが・・・?」
ラメル「ふふふ・・・確かに奴は誘ったら断ったのだ。 だけど、最終的に奴は来る事になるのだ。何故なら・・・」
華沙鈴「独り言はいいので立ちながら物を食べるのはやめてください。 というかひなあられ食べすぎですよ。」
ピンポーン
ラメル「む、ようやく来たのだな。待ちわびたのだ・・・!」
来日「お客さんかな?出てくるねー♪」

来日「はーい、どちら様?」
妃遥薇「ラメルはいる・・・?」
来日「いるよー?折角だから上がっていきなよ。」
ラメル「遂に来たのだ!ひよりん!」
妃遥薇「だから、その呼び方はやめてって。 あと、僕は中性なの!ひな祭りなんかしないよー!!」
梨澄「あ、最後の人かなぁ?」
ラメル「うむ、妃遥薇なのだ。略して『ひよりん』なのだ。」
梨澄「ひよりんちゃんかぁ!よろしくねぇ」
妃遥薇「だからっ!僕は『ひようら』!!『ひよりん』じゃないよー!!」
・・・数分後。
スィンガー「じゃあ、皆そろったところで、ケーキ切ろうかっ!」
「「いぇー!!」」
やぎり「七人だから、七等分かな。」
梨澄「あう、なんだか、切り分けにくいねぇ」
ベアトリス「・・・定規」
来日「簡単、簡単♪分けないで皆で食べれば良いんだよ?」
ラメル「さすが来日!それは簡単なのだ!」
華沙鈴「でしたら、早い者勝ちですね?」
ラメル「あぁっ!?きゃさりん速いのだ!!」
やぎり「苺は一人一つね?よし、チョコプレート頂きっ!」
妃遥薇「どうでもいいけど、ちゃんと僕の分も残してよ・・・。」
***
梨澄「ふふ、お腹がいっぱいになった所で、次のイベントはこれかなぁ?」
来日「これは、くじ引き?来日わかんなーい!」
スィンガー「いわゆるBINGOゲームって物だねっ♪」
来日「びんご・・・?」
ベアトリス「いわゆる5×5四方に番号が書かれたカードを用いていち早く縦・横・斜めのいずれか1列揃わせるゲームなのヨー。」
やぎり「一列そろうと『ビンゴ』なんだよね。」
ラメル「うむうむ!速くそろった奴には豪華賞品を与えるのだ!!」
華沙鈴「何を偉そうに言っているんですか。用意したのは私ですよ? ちなみに最後まで残った方は罰ゲームとなります。」
梨澄「うにゅー?なにかなぁ?」
ベアトリス「・・・お腹をナイフで・・・」
華沙鈴「しませんよ。さ、カードを配りますよ?」
・・・数十分後。
ラメル「お次の数字は・・・25番なのだ!!」
妃遥薇「あ、リーチだ・・・!」
やぎり「でも、最初にリーチの人に限って最後に残るよね?」
スィンガー「それとっ、最初にあんまり穴が空いてない人っ♪」
華沙鈴「皆さん、ちゃんと確認しましたね? それでは、次ー・・・60番です。」
来日「あ、リーチだぁv」
梨澄「うにゅー、ぼくちゃんもリーチだよぉ」
ベアトリス「・・・リーチ」
ラメル「OK,次は、4番なのだー!!」
やぎり「あ、リーチ。」
華沙鈴「私も、リーチです」
来日「ビンゴー!!」
ラメル「む、来日。早かったのだ・・・!」
華沙鈴「おめでとうございます。賞品はお菓子の詰め合わせです。」
来日「えへへっ。ありがとーv」
ラメル「んー・・・次は34番なのだぁ!」
やぎり「あ、ビンゴだ。」
妃遥薇「僕も、ビンゴ。」
華沙鈴「おめでとうございます。あら、私もビンゴのようですね。」
ラメル「きゃ・・・きゃさりんまでも・・・えっと、次は10番なのだ!」
そして数分後
スィンガー「よしっ!ビンゴーっ!!」
梨澄「うにゅー。これで終わりかなぁ?」
やぎり「じゃあ、ビンゴした人は手上げてー」
来日「はーいv」
華沙鈴「はい。」
妃遥薇「はい」
スィンガー「はいっ!」
梨澄「はいはーい♪」
ベアトリス「ハーイv」
やぎり「あたしは斜め一列ビンゴ。残るはー・・・」
ラメル「な、なんでメイを見るのだ?メイは此処でずっとビンゴの数字を読み上げていたのだ・・・!」
華沙鈴「ですが、ビンゴカードは一人一枚と最初にお話していたはずです。 実行委員の自分も景品が欲しいから、と。」
やぎり「ちょっと、カード見せてくれないかな?」
ラメル「いやいや、持っていないのだ!!」
スィンガー「あれ、このカードは誰の?」
梨澄「んー?どちらのだろうねぇ?」
妃遥薇「えっと、穴の数が8つで、ダブルリーチ。ビンゴじゃないんだね。」
来日「と、いうことは、ラメルー・・・」
「「罰ゲーム決定ー!!」」
ラメル「待つのだきゃさりん!それはメイも豪華賞品とやらに興味があったのだ・・・! だけど罰ゲームのことは全然予想もしなかったのd・・・」
―しばらくおまちください―
スィンガー「ところで、罰ゲームって何なのっ?」
ベアトリス「頭を・・・」
華沙鈴「そんな事はしませんよ。ふふ、見れば分かるはずです。」
ラメル「きゃさりーん・・・!!助けて欲しいのだー・・・」
華沙鈴「あら、もう準備が出来たようですね。 私たちも行きましょうか。」

ラメル「ひよりーん・・・りずむー・・・らいひー・・・!」
来日「わっ!ラメルちゃん凄いドレスだねー!!」
やぎり「正確には、十二単って着物かな?」
梨澄「歩くの大変そうだねぇ」
妃遥薇「罰ゲームって・・・」
華沙鈴「雛祭だけに『十二単で一日過ごす』です。」
ラメル「メイには重過ぎるのだ・・・!軽くして欲しいのだー!!」
―・・・かくして今日もラメル達は賑やかにお祭り騒ぎを楽しんだのだった。
*END*







とある地下の段ボール箱。の春日井のあさんに頂きました